バルテス・モバイルテクノロジー株式会社は、OCA 大阪デザイン＆テクノロジー専門学校（所在地：大阪市西区、学校長：篠塚 正典、以下「OCA」）との産学連携教育システム「企業プロジェクト」に参画いたします。VMTは本プロジェクトにおいて、Webセキュリティ分野の人材育成を目的とした体験型の特別講座を実施いたします。

企業プロジェクト参画の目的

企業の情報システムを狙ったサイバー攻撃は年を追うごとに高度化・複雑化しており、それぞれの環境や状況に応じたセキュリティ対策が求められています。こうした状況に対し、高度な専門知識を有した人材育成が欠かせませんが、人材の不足や育成に時間がかかることが課題です。

VMTはセキュリティベンダーとして、システムに対する脆弱性診断やWAFといった、開発前から運用中まで広く提案可能なセキュリティサービスを提供しています。VMTはOCAにおける人材育成の取り組みに賛同し、「産学連携教育」として人材育成の支援を実施する「企業プロジェクト」に参画する運びとなりました。より企業の現場に近い、実際のプロジェクトで活用可能なスキルの学習機会を提供してまいります。

OCA「企業プロジェクト」におけるVMTの主な取り組み

VMTは、実体験が困難な脆弱性診断業務を学生に体験していただく課題を提供いたします。VMTで保有しているトレーニングサイトをOCAの学生向けに開放し、脆弱性診断を実施、診断結果をレポーティングしていただきます。報告書はVMTの診断員が内容を確認し評価いたします。

• OCA学生向けに専用の脆弱性診断環境を用意
  VMT新入社員・中途採用者向けのトレーニングサイトをOCA向けに限定公開いたします。これにより、よりプロフェッショナルに近い条件で脆弱性診断業務を体験いただくことができます。

一般公開されている常設CTF等では、ヒントや回答が公開されているケースが多く、能力にかかわらず解答作成が可能です。一方、トレーニングサイトはVMTオリジナルであり、脆弱性調査に係るヒントや解答が一般公開されていません。学生自身の知見・能力で脆弱性を発見する必要があります。
※　一般的なWebサイトを対象に脆弱性診断を実施した場合、不正アクセス禁止法など各種法令に違反するおそれがあります。

• VMT診断員が脆弱性診断結果を添削
  OCA学生がトレーニングサイトで脆弱性診断を実施しまとめた報告書に対し、内容の添削を行います。現場で求められる脆弱性のポイントや、見落とされがちな脆弱性など、経験豊富なVMTの診断員がフィードバックします。

VMTでは、サイバーセキュリティ領域における人材育成を日本のIT業界における重要な課題として捉え、今後も産学連携による教育プロジェクトや開発など積極的に参画し、業界全体の技術向上への取り組みと自社の技術力向上を目指してまいります。