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3Dプログラマ必見! UnityとUnreal Engineどっちがやりやすい?正解はこれだ!

3D開発と言えば、最近ではハイエンドなゲームやシステムを開発できるUnityとUnreal Engineが浮かんでくると思います。
「3D開発したいけど、何から始めようか?」そんな想いをお持ちの方に少しでもお役に立てる情報をお届けいたします。

皆さんこんにちは、xRシステムを20年以上やりながら世界中で30万人が利用するアプリ開発クラウド「Monaca」でソムリエの称号を2年連続で頂きました。山下です。

世界的に有名な3Dゲーム開発エンジン

UnityとUnreal Engineは、世界的に有名な3Dゲーム開発エンジンです。
どちらも機能が充実しており、3Dアプリケーションを作ることができます。
Unityは初心者でも扱いやすく、簡単なアプリケーションを開発するのに最適です。
一方、Unreal Engineは高度なグラフィックス表現が可能で、大規模なゲームの開発に向いています。

Unity=簡単、Unreal Engine=高度(難しい!?)
これで片づけるのはちょっと乱暴ですよね?
もう少し詳しく話してほしいですよね?



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Unityは簡単!?

Unityは本当に簡単なのかはもう少し、解説していきます。
まず、用途としてモバイルアプリを開発するならUnityを選んだ方が良いです。
理由はもちろん、モバイルゲームの多くはUnityで作られていて、レンダリングパイプラインやライブラリが充実しているからです。
軽量化を想定された設計がされていることはもちろん、カスタマイズ性に優れています。

レンダリングパイプラインで言うと、URP(Universal Render Pipeline)がリリースされたことにより、
軽量化だけでなく、よりカスタマイズ性の優れた高画質で多彩な表現が出来るようになったという事が利点になるでしょう。

■URPについての動画

もう一つは、URPはマルチプラットフォーム開発が出来ることです。
モバイルだけでなく、もちろんPCも、ゲームデバイスでのビルドも可能なので利用用途が幅広いという事が最大の特徴です。

それと取っつきやすいという点では、プログラム言語としてC#で実装できる点も利点ではないでしょうか?
最近ではノーコードで実装できるVisual Scriptingがリリースされたため、直感的に開発できるというは良いと思います。

■Visual Scripting動画

Unreal Engineは難しい!?

Unreal Engineは最初に述べた通り、高度なグラフィックス表現が得意で映画や大規模なゲームでも利用されるだけでなく
最近ではデジタルツインの用途として、製造業や建築業界でも使われています。
もちろんUnityでも高度なグラフィックスのレンダリングパイプラインとしてHDRPがあります。
ここではUnreal Engineの方がより、高度なものが利用できるという点でお話しいたします。

Unreal EngineはどちらかというとPCやプレステ5などのゲームデバイスでの開発に向いています。
Unreal Engine5がリリースされ、その技術がさらに洗礼された感じです。
あまりのリアルさに現実との違いが判らないぐらいのビジュアライゼーションを制作する人もいるぐらいです。

Unreal Engine5から搭載された2大機能があって、一つはLumen(ルーメン)です。
リアルタイムでとても実現が難しいグローバルイルミネーション(GI)を実現した機能です。
しかも、動的に表示できるので事前計算なしでランタイムで動かせるというのがとても素晴らしい点です。

もう一つはNanite(ナナイト)といって、LODの超賢い機能版です。
要するに、高画質で大容量のモデルデータを圧縮し品質を極力落とさずにパフォーマンスを上げるという、とにかく優れものです。

■Unreal Engine5

問題は難易度です。
実は開発言語がC++のため、なかなか取っつきにくいと思われている方は多いと思います。
ですが、BluePrintといってビジュアルスクリプティングシステムのためノーコードで開発が出来ます。
弊社の社員もこれのおかげである程度ハードルが下げられたというのもあります。
あの画質をしかもノーコードで実現出来たらすごくないですか?

UnityとUnreal Engineどっちを選ぶ?

UnityとUnreal Engineのどちらを選ぶかは、開発するアプリケーションの性質や開発者のスキルにもよります。
まずは幅広いプラットフォームでやりたい、始めたいのであればUnityをお勧めします。
C#というところもありますが、文献やチュートリアルが充実しているため初心者にもわかりやすいとは思います。
最近では小学生がUnityを触っているようですよ。

メタバースを作りたいとかそういう人はVRでのSNS(VRChat)もUnityで開発できます。
とにかくVRを触りたい、趣味に没頭したいと言う人の入り口としては良いかもしれませんね。

どうしても画質、リアルに拘る。壮大な絵を作りたい人はUnreal Engineを選んでください。
最近ではクラウドレンダリング技術も徐々に実現され、あのリアルな絵をブラウザやモバイルでも表示できる技術が出来てきてますので、期待しても良いとは思います。

3D開発をやってみたい人は?

という事で、UnityとUnreal Engineどっちを選ぶ?についてですが、どちらを選んでもすごい3Dシステムが開発できることは間違いありません。
どちらか悩んでいる、3D開発を始めたいと思っている人はUnityからをお勧めします。
特にモバイル開発をしたい人はUnityから始めてください。そこで、データ構造やある程度扱い方がわかればUnreal Engineにチャレンジしても良いと思います。

「自分に合ったエンジンを選ぶには、どのようなポイントを押さえればいいの?」
「3Dアプリケーション開発に必要な具体的なスキルは?」
など、まだまだ疑問がある方はお気軽にお問い合わせください。
今こそ、弊社であなたの可能性を広げるチャンスです!

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