先月12月11日〜13日に東京ポートシティーで開催された「XRKaigi 2024」に参加してきました。
XR (Extended Reality) は製造業、建築、不動産、エンターテインメントを含む幅広い分野で影響力を拡大し続けています。
本イベントでは、最前線の技術と業界動向が発表され、今後の可能性を探る重要なインサイトが得られました。
この記事(後編)では、注目のサービスを取り上げて解説します。
こんにちは。XR技術に20年以上携わるエンジニアの山下です。
セミナーやブログを通じて最新技術の情報を発信し、ビジネスモデル構築にも取り組む日々を送っています。未来を切り拓くための技術やアイデアを共有していきますので、どうぞお楽しみに。
VMTの開発するメタバースプラットフォーム「VMVerse」はこちら
詳細は前回の記事をご参照ください。
https://www.valtes-mt.co.jp/vmt-tech-blog/20241223/3324/
今回はその中でも注目のXRデバイスとサービスを紹介したいと思います。
もしかしたら、2025年はARグラス元年と言って良いかも知れません。
そう思わせてくれるデバイスです。
何と言っても83gという圧倒的な軽量化です。
実際に被って体験したのですが、軽いのでVRゴーグルのように疲れません。持ち運びも便利です。
使い用途は、PCやスマホの画面を投影してアプリ操作、動画やストリーミングサービスの視聴、ゲームのモニターなど。
※なんと一番グレードの高いAir2 Ultraでは、空間認識とハンドトラッキングが可能です。(しかも6DOF)
価格帯もグレードによりますが、5万~10万円と、Apple Vision Proに比べるとかなりお買い得です。
この性能でこの価格という意味です。
ただ、あえて言うのであれば、いずれのグレードも解像度がHD(1920×1080)までなので、4K、8Kに対応になったら最強ですね。
しかし、何と言っても首の位置を固定せずにモニタが視点に追従する機能もある為、意外と楽に映画を観たり、ゲームをすることが出来ます。
今年注目のデバイスですね。
次に軽量・高画質の新型VRヘッドセットです。
さすがにVRヘッドセットなのでXREALより重さはありますが、それでも約185gです。
スマホや缶コーヒー1本の大きさといえば分かり易いでしょうか?
それとやはり、片目4K、両目で8Kの解像度を持つので映像がすごく鮮明です。
実際にリアルの映像をみて体験したのですが、没入感(実際にそこにいる)がすごいです。
色の明暗がくっきりしており、要するに実際の目で見ている映像に近いため没入感が上がります。
料金は25万円と高めですが、数分着けていましたが全然疲れませんでした。
頭部の固定もフィットしやすく、他社のVRヘッドセットのような締め付け感はなかったので、ある程度着けていられるなという感覚です。
詳細ページはこちら
https://ja.shiftall.net/products/meganex8k
次は自分で撮った画像や動画が3Dになるサービス「トビデル」です。
専用の保護ガラスをスマホに貼るだけで、3D眼鏡なし(裸眼)で写真や動画を3Dで楽しめるというサービスです。
無料の専用アプリをダウンロードして、自分で撮影した写真や動画だけでなく人気アーティストやタレントの動画も3Dで楽しめるという動画配信サービスです。
対応機種は現在iPhone 15シリーズに対応しており、今後拡大予定とのことです。
保護ガラスは7,200円(税込)なので、対応機種であれば比較的気軽に楽しめるサービスですね。
実際に見ましたが、芸人がとび出てました(笑)。
わざわざ観る必要もないと言えばそうなのですが、自分の撮影した写真や動画を3Dで観れたらちょっと面白いかも?という感じのサービスですね。
サービスの詳細はこちらです
https://tobideru.mb.softbank.jp/service
最後にスマートフォンAR、VRデバイス等、クロスデバイスに対応した、3DCGデジタルフィギュアです。
そのフィギュアを表示するアプリが「ホロモデル」です。
https://xr-marketplace.com/holomodels
デジタルフィギュアとは?
簡単に言うと、その名のとおりフィギュアをデジタル化したものです。
マルチプラットフォーム対応の為、様々なデバイスで利用できるという点と、自由にポージングしたり、カスタマイズ(着せ替え)したり、等身大に投影したり、創造的な遊び方が出来るというのが特徴です。
デジタルフィギュア自体は多彩なキャラクターで人気アニメキャラやVTuberのキャラクターが多数登場し、コレクションを楽しめます。
デジタルなので、劣化したり壊れたりしないのでサービスが終わらない限り半永久的に使えることは良いですね。
また、デジタルフィギュアを作成するクリエイターも増えていくことでしょう。
プラットフォームが出来上がれば、それをコンテンツを作成するクリエイターが産まれ新たな職業やビジネスが創造される今の時代を象徴するようなコンテンツでした。
私の好きな昭和アニメキャラのデジタルフィギュアが出たら買っちゃうかも(笑)
XRデバイスは軽量化、高画質化に向かっています。
冒頭にも述べましたが、今年はARグラスがXR市場を賑わすかもしれません。
またまだ紹介したいサービスやプラットフォームがありましたが。。
また前編でも紹介しましたが、様々なプラットフォームが生まれつつあります。
プラットフォームが生まれれば、新たなデータフォーマットのコンテンツが生まれ、そのコンテンツを作成するクリエイターやビジネスが創造されます。
このような新しい循環が生まれ、XR業界にまた大きな波が来そうな予感がした2日間でした。
当社で開発している3D・VR・ARアプリケーションの開発エンジニアを募集中です。
詳しい求人内容はバルテスグループ採用サイトをご覧ください。
画像をクリックいただきますと詳しい求人内容をご覧いただけます。
是非フォローや「いいね!」をお願いいたします!
公式アカウントはこちら